基礎 情報・IT 学習時間の目安:約12分

インターネットのしくみ:住所・変換・小分け

🔑 一言でいうと

インターネットは、世界中のコンピュータをつなぐ巨大なネットワークです。機器には住所にあたる IPアドレスがあり、人が読みやすい ドメイン名(example.com)を DNS がIPアドレスに変換します。データは パケットという小さな単位に分けて送られます。

このページで学べること

  • IPアドレス(機器の住所)の役割がわかる
  • ドメイン名とDNSの関係がわかる
  • データがパケットで送られるしくみがわかる
  • httpとhttpsのちがいがわかる

前提知識

  • 2進数
  • コンピュータの基本

住所・名前・小分けで送る

インターネットにつながる機器には IPアドレス(例:203.0.113.5 のような番号)という住所があります。人には覚えにくいので、ドメイン名(example.com)を使い、それを DNS がIPアドレスに変換してくれます。

💡 パケットと安全な通信
  • データは パケットという小さな単位に分けて送り、届いた先で組み立てる。
  • http は通信内容がそのまま、https は暗号化されて安全(sはsecure)。

Webページを見るときは、ブラウザがドメイン名からIPアドレスを調べ、そのサーバにデータを要求し、返ってきたパケットを組み立てて表示します。

図でイメージする

example.comドメイン名 名前で問い合わせ DNS 番号に変換 203.0.113.5IPアドレス(サーバ)
ブラウザに入れた example.com は、DNS を通じて IPアドレスに変換され、そのサーバにつながります。

例題(くわしい手順)

ブラウザに example.com と入れてから、ページが表示されるまでの流れを見てみます。

🧭 手順
  1. 名前→番号:ドメイン名 example.com を、DNS がIPアドレスに変換する。
  2. 要求:そのIPアドレスのサーバに「このページをください」と要求する。
  3. 受け取り・表示:サーバからデータがパケットで届き、組み立ててページを表示する。

「名前をIPアドレスに変える → そのサーバにアクセスする」が、ページ表示の基本の流れです。

IPアドレスとドメイン名の違い

IPアドレスとドメイン名の違い
用語何を表す
IPアドレス機器の住所(番号)203.0.113.5
ドメイン名人が読みやすい名前example.com

同じサーバを、番号で表すのがIPアドレス、名前で表すのがドメイン名。DNSが両者を結びつけます。

よくある間違い

⚠️ 間違い①:Wi-Fi=インターネットだと思う

Wi-Fi は機器を無線でつなぐ手段の一つで、インターネットそのものではありません。有線でもインターネットは使えます。

⚠️ 間違い②:httpとhttpsは同じと思う

https は通信を暗号化して盗み見を防ぎます。個人情報を入力するサイトでは https を確認します。

⚠️ 間違い③:ドメイン名が直接住所だと思う

通信の宛先はIPアドレス。ドメイン名はDNSでIPアドレスに変換してから使われます。

練習問題

まず自分で解いてから解説を開きましょう。

基本1

インターネットにつながる機器の「住所」にあたる番号を何といいますか。

次から選びましょう

解答・解説を見る

答え:IPアドレス

IPアドレスをもとに、データの送り先が決まります。

IPアドレスが機器の住所にあたります。人が覚えやすい名前(ドメイン名)をIPアドレスに変換するしくみがDNSです。

基本2

ドメイン名(example.com)をIPアドレスに変換するしくみを何といいますか。

次から選びましょう

解答・解説を見る

答え:DNS

DNSは「名前↔番号」の変換をしてくれる、いわば電話帳の役割です。

応用

通信を暗号化して、より安全にWebをやりとりするURLの方式は何ですか。

次から選びましょう

解答・解説を見る

答え:HTTPS

httpsのsはsecure(安全)。パスワードやカード情報を扱うサイトで使われます。

応用2

大きなデータをインターネットで送るとき、小さな単位に分けて送ります。この単位を何といいますか。

次から選びましょう

解答・解説を見る

答え:パケット

パケットに分けて送り、届いた先で元の順に組み立てます。

パケットに分けて送ると、混雑した回線でも少しずつ確実に運べます。順番の情報も一緒に送るので、届いた先で元に戻せます。


よくある質問

Q. IPアドレスとは何ですか?

インターネットにつながる機器1台ずつに割り当てられた「住所」にあたる番号です。これをもとにデータの送り先を決めます。

Q. httpとhttpsのちがいは?

httpsは通信を暗号化する安全な方式です。末尾のsはsecure(安全)の意味で、パスワードやカード情報を扱うサイトで使われます。

Q. DNSは何をしているのですか?

人が覚えやすいドメイン名(example.com)を、コンピュータが使うIPアドレス(203.0.113.5)に変換しています。電話帳のような役割です。

Q. Wi-Fiとインターネットはちがいますか?

ちがいます。Wi-Fiは電波で機器をつなぐ方法、インターネットはその先にある世界中のネットワークです。Wi-Fiにつながっていても回線が切れていれば使えません。

次に学ぶ内容

📚 参考・監修方針

高校「情報I」・IT基礎の範囲を参照し、オリジナルに作成(実在試験問題の転載はありません)。正確性は編集・監修フローで確認しています(仕様書 第11章)。

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