生成AI:新しく作り出すAIとの付き合い方
生成AIは、文章・画像・プログラムなどを新しく作り出すAI。指示(プロンプト)を与えて使います。とても便利ですが、もっともらしい誤り(ハルシネーション)を出すことがあり、事実確認と自分の判断が欠かせません。
このページで学べること
- 生成AIができること・しくみのイメージがわかる
- プロンプト(指示)の書き方のコツがわかる
- 安全・誠実に使うための注意点がわかる
前提知識
できること と 使い方
生成AIは、大量の文章や画像を学習して、続きや答えを予測して生成します。文章の作成・要約・翻訳、アイデア出し、プログラムの下書き、画像づくりなど、はば広く使えます。
- 目的・条件を具体的に(何を・だれ向けに・どんな形式で)
- 役割を与える(例:「小学生にもわかるように説明して」)
- 例を示すと、ねらいどおりの答えに近づく
図でイメージする(プロンプトと生成)
例題(くわしい手順)
あいまいな指示「日本の祝日を教えて」を、よい指示(プロンプト)に直します。
- 目的・相手を書く:「小学生にもわかるように」。
- 条件を具体的に:「2026年の祝日を一覧で」。
- 形式を指定:「日付と名前を表で」。→ 具体的なほど、ねらった答えが返りやすい。
生成AIは指示があいまいだと答えもぼやけます。目的・条件・形式をそえるのがコツです。
生成AIと検索エンジンの違い
| 用語 | 返すもの | 注意点 |
|---|---|---|
| 検索エンジン | すでにあるページの一覧 | 情報源(出典)が示される |
| 生成AI | その場で作った文章や画像 | 誤り(ハルシネーション)に注意 |
生成AIは「作り出す」道具。便利ですが、事実は自分で確認する必要があります。
よくある間違い(=注意点)
生成AIは自信満々に間違えることがあります(ハルシネーション)。大事なことは出典で事実確認し、自分の言葉で確かめましょう。
氏名・住所・パスワード・他人の秘密などは入力しない。入力内容が学習や記録に使われる場合があります。
学校の課題や仕事にはそれぞれのルールがあります。生成物の著作権・利用規約にも配慮し、そのまま提出せず自分で確認・編集しましょう。
練習問題
まず自分で考えてから解説を開きましょう。
生成AIが、事実でない内容をもっともらしく出してしまうことを何といいますか。
解答・解説を見る
答え:ハルシネーション(幻覚)
実在しない出典や誤った数値を、あたかも正しいかのように出すことがあります。必ず事実確認をします。
生成AIに入力してはいけない情報の例を1つ挙げなさい。
解答・解説を見る
答え(例):パスワードや他人の個人情報
氏名・住所・電話番号・パスワード・会社の機密などは入力しません。漏えいや悪用のリスクがあります。
生成AIの答えを、学校の作文としてそのまま提出してよいですか。
解答・解説を見る
答え:そのままはNG
学校のルールに従い、下書きや参考として使うにとどめます。内容を事実確認し、自分の言葉で書き直すことで、力になり誠実でもあります。
当サイトも、AIの文章は人間が確認してから公開する方針です(編集方針)。
生成AIが出した答えは、そのまま信じて使ってよいですか。
解答・解説を見る
答え:いいえ(必ず自分で確認する)
生成AIは、もっともらしいが誤った内容(ハルシネーション)を出すことがあります。出典や事実を自分で確認し、最終判断は人間が行います。
よくある質問
Q. 生成AIとは何ですか?
文章・画像・プログラムなどを新しく作り出すAIです。ChatGPTのように、指示(プロンプト)を与えると、それに応じた内容を生成します。
Q. 生成AIを使うときの注意点は?
もっともらしい誤り(ハルシネーション)を出すことがあるため事実確認が必要です。また、個人情報や機密を入力しない、著作権やルールを守る、出力を鵜呑みにせず自分で判断することが大切です。
Q. 生成AIの答えが間違っていることがあるのはなぜですか?
学習した文章から「ありそうな続き」を作るしくみで、事実を調べて答えているわけではないからです。数字や固有名詞はとくに確認が必要です。
Q. 学校の課題に生成AIを使ってよいですか?
学校や先生のルールに従います。使ってよい場合でも、そのまま出さずに自分で確かめて書き直すことが前提です。出典が必要な課題では、確認できる資料を示します。
次に学ぶ内容
高校「情報I」〜AIリテラシー・生成AIパスポート相当の範囲を参照し、オリジナルに作成(実在試験問題の転載はありません)。正確性は編集・監修フローで確認しています(仕様書 第11章)。