比とは?「a:b」で量の関係を表す
比とは、2つ以上の量の関係を「a:b」の形で表したものです。比の値=a÷bで、両方に同じ数をかけたり割ったりしても、比の表す関係は変わりません(等しい比)。
このページで学べること
- 比と「比の値」の意味がわかる
- 等しい比を作り、比を簡単にできる
- 全体を決まった比で分ける(比例配分)
前提知識
- 割合
- 約分・最大公約数
比の値と、等しい比
「オレンジジュースを水とシロップ 2:3 で混ぜる」のように、比は混ぜ方や分け方の関係を表します。実際の量が 4:6 でも 10:15 でも、関係は同じ。これを等しい比といいます。
- 比の値:a:b の比の値は a÷b。2:3 なら 2÷3=0.666…
- 等しい比:両方に同じ数をかける/割ると等しい比になる(2:3 = 4:6 = 6:9)。
図でイメージする(2:3)
使い方の3パターン
- 比を簡単にする:両方を最大公約数で割る。12:18 =(÷6)= 2:3
- 比の値を求める:a:b の比の値 = a ÷ b
- 比例配分:全体を a:b に分ける。Aの分 = 全体 × a/(a+b)、 Bの分 = 全体 × b/(a+b)
例題(くわしい手順)
12:18 を最も簡単な整数の比にします。
- 共通の数で割る:12 と 18 の最大公約数は 6。
- 両方を6で割る:12÷6=2、18÷6=3。
- 答えは 2:3。
比は、両方を同じ数で割っても等しいまま。最大公約数で割ると一気に簡単になります。
比・比の値の違い
| 用語 | 意味 | 例(2:3) |
|---|---|---|
| 比 | 2つの量の関係 a:b | 2:3 |
| 比の値 | a÷b で表した1つの数 | 2÷3=0.66… |
比はセットで表す関係、比の値はそれを1つの数にしたもの。比を簡単にしても比の値は変わりません。
よくある間違い
2:3で1000円を分けるとき、1000÷2=500 のようにしてしまう誤り。分母は a+b=5 です。正しくは 1000×2/5=400円、1000×3/5=600円。
等しい比を作るときは両方に同じ数をかけます。2:3 を「2:6」にするのは誤り(3にだけ×2している)。
練習問題
まず自分で解いてから解説を開きましょう。
12:18 をできるだけ簡単な比にしましょう。
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答え:2:3
12と18の最大公約数は6。両方を6で割って 12÷6:18÷6 = 2:3。
2:5 の比の値を求めましょう。
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答え:0.4(=2/5)
比の値は a÷b。2÷5=0.4です。
比の値はa÷b(左÷右)です。5÷2=2.5 と逆にしないよう注意。比を簡単にしても比の値は変わりません。
兄と弟で、3:2の比になるように1500円を分けます。兄と弟はそれぞれいくらもらえますか。
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答え:兄900円、弟600円
全体を 3+2=5 に分けます。
兄 = 1500 × 3/5 = 900(円)
弟 = 1500 × 2/5 = 600(円)
合計 900+600=1500円で、ぴったり分けられました。
白玉と赤玉を 3:2 の比で、合わせて 20 個用意します。赤玉は何個ですか。
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答え:8個
比の合計は 3+2=5。20÷5=4(比の1あたり)。赤玉は 2×4=8個。
よくある質問
Q. 比の値とは?
比 a:b の比の値は a÷b で求めます。たとえば 2:5 の比の値は 2÷5=0.4 です。
Q. 比を簡単にするには?
両方の数を最大公約数で割ります。12:18 は 6 で割って 2:3 になります。
Q. 比例配分はどう計算しますか?
比の合計で全体をわり、それぞれの比の数をかけます。3600円を7:5に分けるなら 3600÷12=300、兄は 300×7=2100円です。
Q. 「2:3」と「3:2」はちがいますか?
ちがいます。順番に意味があるので、何と何の比かを必ず対応させます。「男子:女子=2:3」と「女子:男子=2:3」は逆の意味です。
次に学ぶ内容
小学校算数〜中学数学の範囲を参照し、オリジナルに作成(実在試験問題の転載はありません)。正確性は編集・監修フローで確認しています(仕様書 第11章)。