百分率(%)と歩合(割・分・厘)
百分率は割合を100倍して「%」をつけた表し方、歩合は割合を「割・分・厘」で表した表し方です。同じ割合を言いかえているだけで、0.25 = 25% = 2割5分はすべて同じ大きさを指します。
このページで学べること
- 百分率(%)と歩合(割・分・厘)の意味がわかる
- 小数・百分率・歩合を、たがいに変換できる
- 「%」と「ポイント」の違いを説明できる
前提知識
- 割合(先に理解しておく)
- 小数のかけ算・わり算
3つの表し方は「同じ割合」の言いかえ
割合は小数のほかに、百分率や歩合でも表せます。基準(もとにする量)を100とみるのが百分率、10とみて「割」で数えるのが歩合です。
| 小数 | 百分率 | 歩合 |
|---|---|---|
| 1 | 100% | 10割 |
| 0.5 | 50% | 5割 |
| 0.25 | 25% | 2割5分 |
| 0.08 | 8% | 8分 |
| 0.03 | 3% | 3分 |
| 0.001 | 0.1% | 1厘 |
1割=0.1、1分=0.01、1厘=0.001。たとえば「2割5分」は 0.2+0.05=0.25 です。
変換のしくみ(図)
変換のやり方
- 小数 → 百分率:百分率 = 小数 × 100(%をつける)
- 百分率 → 小数:小数 = 百分率 ÷ 100
- 小数 → 歩合:小数第1位が「割」、第2位が「分」、第3位が「厘」。0.32 →「3割2分」
例題(くわしい手順)
小数の割合 0.35 を、百分率と歩合で表します。
- 百分率=小数に100をかける:0.35×100=35%。
- 歩合=0.1が1割、0.01が1分:0.35=3割5分。
- よって 0.35 = 35% = 3割5分。
小数・百分率・歩合は同じ割合の別の表し方。100倍で%、そのまま位を読むと歩合。
小数・百分率・歩合の対応
| 小数 | 百分率 | 歩合 |
|---|---|---|
| 0.1 | 10% | 1割 |
| 0.25 | 25% | 2割5分 |
| 1 | 100% | 10割 |
同じ割合の別の表し方です。小数を100倍で百分率、位を読むと歩合になります。
よくある間違い
0.3を「0.3%」としてしまう誤り。正しくは 0.3×100=30%です。
「3分」を0.3としてしまう誤り。1分=0.01なので 3分=0.03です(0.3は「3割」)。
支持率が20%から30%になったとき、増えたのは「10ポイント」。これを「10%増えた」と言うのは不正確で、割合としては 10÷20=50%の増加です。
練習問題
まず自分で解いてから解説を開きましょう。
0.4を、百分率と歩合で表しましょう。
解答・解説を見る
答え:40%、4割
百分率は 0.4×100=40%。歩合は小数第1位が「割」なので 4割です。
3割2分を、小数と百分率で表しましょう。
解答・解説を見る
答え:0.32、32%
3割=0.3、2分=0.02。合わせて 0.3+0.02=0.32。百分率は 0.32×100=32%です。
野球で、打率2割5分の選手がいます。(打率は「安打数 ÷ 打数」の割合です。)この打率は何%ですか。また、100打数ならおよそ何本の安打ですか。
解答・解説を見る
答え:25%、およそ25本
2割5分=0.25=25%。安打数=打数×打率なので、100×0.25=25本。
「打率は割合」と気づけば、%も本数も割合の計算(比べる量=もとにする量×割合)で求められます。
つまずいたら → 割合の三用法に戻りましょう。
40% を、小数と歩合で表しなさい。
解答・解説を見る
答え:0.4、4割
百分率→小数は100でわる:40÷100=0.4。歩合は 0.4=4割。
よくある質問
Q. 0.25は百分率と歩合でいくつ?
0.25=25%=2割5分です。小数に100をかけると百分率、10をかけると歩合(割)になります。
Q. 3割2分は小数でいくつ?
3割2分=0.32=32%です。1割=0.1、1分=0.01、1厘=0.001で計算します。
Q. 歩合とは?わかりやすくいうと
割合を「割・分・厘」で表す言い方です。1割=0.1(10%)、1分=0.01(1%)、1厘=0.001(0.1%)。たとえば打率3割は、ヒットの割合が0.3という意味です。
Q. 「%」と「ポイント」はどうちがいますか?
%どうしの差は「ポイント」で表します。20%から30%になったら「10ポイント増」で、割合としては 10÷20=50% の増加です。ニュースでよく混同されます。
次に学ぶ内容
小学校算数〜中学数学の範囲を参照し、オリジナルに作成(実在試験問題の転載はありません)。用語・計算の正確性は編集・監修フローで確認しています(仕様書 第11章)。