度数分布表とヒストグラム:データを整理して読む
度数分布表は、データをいくつかの区間(階級)に分けて、各階級のデータの個数(度数)で整理した表です。それを柱のグラフにしたのがヒストグラム。相対度数=度数÷合計で、全体に対する割合として比べられます。
このページで学べること
- 階級・度数・階級値のことばがわかる
- 相対度数(度数÷合計)を計算できる
- ヒストグラムを正しく読める・描ける
- 棒グラフとのちがいを説明できる
前提知識
度数分布表の見方(例:20人の通学時間)
| 階級(分) | 階級値 | 度数(人) | 相対度数 |
|---|---|---|---|
| 0以上10未満 | 5 | 3 | 0.15 |
| 10以上20未満 | 15 | 8 | 0.40 |
| 20以上30未満 | 25 | 6 | 0.30 |
| 30以上40未満 | 35 | 3 | 0.15 |
| 合計 | — | 20 | 1.00 |
- 階級:データを分ける区間(例:10分以上20分未満)
- 階級値:階級の真ん中の値(10〜20 なら (10+20)÷2=15)
- 相対度数:度数÷合計(8÷20=0.40)。合計は必ず 1 になる
図でイメージする
(分)
例題(くわしい手順)
上の表で、10分以上20分未満の階級の相対度数を求めます。
- 度数を確認:この階級の度数は 8人、合計は 20人。
- 相対度数=度数÷合計:8÷20=0.40。
- 答えは 0.40(全体の40%がこの階級)。
相対度数にすると、人数のちがう2つのグループ(例:20人のクラスと30人のクラス)も割合で比べられます。
ヒストグラムと棒グラフの違い
| 項目 | ヒストグラム | 棒グラフ |
|---|---|---|
| 表すもの | 連続した数量の階級(時間・身長など) | 別々の項目(好きな教科など) |
| 柱の間 | あけない | あける |
| 横軸 | 数直線(順序が決まっている) | カテゴリ(順序は自由) |
「数量を区切った階級」ならヒストグラム、「別々の項目の比較」なら棒グラフです。
よくある間違い
階級値は区間の真ん中の値(10〜20分なら15)、度数はその区間のデータの個数。別のものです。
四捨五入の影響を除けば、相対度数の合計は必ず1。1にならなければ計算ミスを疑いましょう。
「10以上20未満」に20は入りません。20は次の「20以上30未満」に入ります。以上・未満を正確に読みます。
練習問題
まず自分で解いてから解説を開きましょう。
30人のクラスで、ある階級の度数が6人でした。相対度数を求めなさい。
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答え:0.2
6÷30=0.2。
相対度数=その階級の度数 ÷ 度数の合計。全体を1としたときの割合なので、合計するとちょうど1になります。人数(6人)のままにしないよう注意。
階級「20以上30未満」の階級値を求めなさい。
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答え:25
(20+30)÷2=25。
階級値=(階級の下の端+上の端) ÷ 2で、その階級を代表する1つの値です。20や30をそのまま答えないよう注意しましょう。
度数の合計が40人で、ある階級の相対度数が0.25のとき、その階級の度数は?
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答え:10人
度数=合計×相対度数=40×0.25=10人。
度数=合計 × 相対度数。相対度数(割合)に全体をかけて実際の人数に戻します。40÷0.25=160 と逆にしないよう注意。
上の通学時間の表(度数3・8・6・3)で、最頻値を階級値で答えなさい。
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答え:15分
度数が最大(8人)の階級は10以上20未満。その階級値 (10+20)÷2=15分。
よくある質問
Q. 相対度数の求め方は?
相対度数=その階級の度数÷度数の合計 です。20人中8人の階級なら 8÷20=0.40。全階級の相対度数をたすと1になります。
Q. ヒストグラムと棒グラフのちがいは?
ヒストグラムは連続した数量の階級を表すので柱と柱の間をあけません。棒グラフは別々の項目(カテゴリ)を比べるので間をあけて描きます。
Q. 階級の幅はどう決めますか?
階級の数が5〜10くらいになるように決めるのが目安です。細かすぎると形が読めず、粗すぎると特徴が消えます。
Q. 度数分布表から平均は出せますか?
おおよその値なら出せます。各階級の「階級値×度数」を合計して、度数の合計でわります。もとの数値ではないので本当の平均と少しずれます。
次に学ぶ内容
小学校算数〜中学数学の範囲を参照し、オリジナルに作成(実在試験問題の転載はありません)。正確性は編集・監修フローで確認しています(仕様書 第11章)。