基礎 算数・数学 学習時間の目安:約12分

代表値:データを1つの数で表す

🔑 一言でいうと

代表値は、データ全体を1つの数で代表する値。平均値(合計÷個数)中央値(大きさ順の真ん中)最頻値(最も多い値)の3つを使い分けます。

このページで学べること

  • 平均値・中央値・最頻値を求められる
  • 3つの代表値を使い分けられる
  • ちらばりの目安「範囲」がわかる

前提知識

3つの代表値と範囲

代表値の求め方
代表値求め方
平均値合計 ÷ 個数
中央値(メジアン)大きさ順に並べた真ん中の値
最頻値(モード)最も多く出てくる値
範囲最大の値 − 最小の値(ちらばりの目安)
💡 中央値が役立つ場面

極端に大きい(小さい)値が混じると、平均値はそれに引っぱられます。そんなときは中央値のほうが「まん中らしさ」をよく表します。データが偶数個のときの中央値は、真ん中2つの平均です。

図でイメージする(2・3・3・5・7)

2 3 3中央値 5 7
小さい順に並べた5個の真ん中が中央値=3平均=20÷5=4、いちばん多く出るのは3なので最頻値=3(2回)。同じデータでも3つの値はちがいます。

例題(くわしい手順)

データ 2, 4, 4, 6, 9 の平均値・中央値・最頻値を求めます。

🧭 手順
  1. 平均値=合計÷個数=(2+4+4+6+9)÷5=25÷5=5
  2. 中央値=小さい順の真ん中(3番目)=4
  3. 最頻値=最も多い値=4(2回出ている)。

3つの代表値は目的でつかい分けます。極端な値があるときは中央値が役立ちます。

よくある間違い

⚠️ 間違い①:中央値で並べ替えを忘れる

中央値は小さい順(大きい順)に並べてから真ん中をとります。並べ替えずに「まん中に書いてある数」を選ぶのは誤りです。

⚠️ 間違い②:偶数個で真ん中を1つにする

データが偶数個なら真ん中は2つ。その2つの平均が中央値です(例:2, 4 の真ん中は 3)。

⚠️ 間違い③:平均だけで判断する

極端な値があると平均は実感とずれます。中央値や最頻値もあわせて見ると、データの姿が正しくつかめます。

練習問題

まず自分で解いてから解説を開きましょう。

基本1

データ 2, 3, 3, 5, 7 の平均値を求めなさい。

解答・解説を見る

答え:4

合計=2+3+3+5+7=20。個数は5。平均=20÷5=4

基本2

同じデータ 2, 3, 3, 5, 7 の中央値と最頻値を求めなさい。

次から選びましょう

解答・解説を見る

答え:中央値 3、最頻値 3

すでに小さい順。5個の真ん中(3番目)は 3=中央値。最も多いのは3(2回)で最頻値も 3

応用

データ 1, 2, 4, 5(4個)の中央値を求めなさい。

解答・解説を見る

答え:3

偶数個なので真ん中は 2 と 4 の2つ。その平均=(2+4)÷2=3
中央値はデータの値そのものとは限らない、という良い例です。

応用2

データ 1, 3, 5, 7 の中央値を求めなさい。

解答・解説を見る

答え:4

データが偶数個のときは、真ん中の2つの平均。(3+5)÷2=4


よくある質問

Q. 平均値・中央値・最頻値のちがいは?

平均値は合計÷個数、中央値は大きさ順に並べた真ん中の値、最頻値は最も多く出てくる値です。データの特徴に応じて使い分けます。

Q. 中央値はどう求めますか?

データを小さい順に並べ、真ん中の値をとります。データが偶数個のときは、真ん中2つの値の平均が中央値です。

Q. 最頻値の求め方は?

データの中で最も多く出てくる値を探します。たとえば 2, 4, 4, 6, 9 なら、2回出てくる 4 が最頻値です。

Q. 平均年収より中央値のほうがよく使われるのはなぜですか?

極端に高い人が少数いると平均が引き上げられ、多くの人の実感とずれるからです。中央値は「ちょうど真ん中の人」を表すのでずれにくくなります。

次に学ぶ内容

📚 参考・監修方針

小学校算数〜中学数学の範囲を参照し、オリジナルに作成(実在試験問題の転載はありません)。正確性は編集・監修フローで確認しています(仕様書 第11章)。

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