代表値:データを1つの数で表す
代表値は、データ全体を1つの数で代表する値。平均値(合計÷個数)、中央値(大きさ順の真ん中)、最頻値(最も多い値)の3つを使い分けます。
このページで学べること
- 平均値・中央値・最頻値を求められる
- 3つの代表値を使い分けられる
- ちらばりの目安「範囲」がわかる
前提知識
3つの代表値と範囲
| 代表値 | 求め方 |
|---|---|
| 平均値 | 合計 ÷ 個数 |
| 中央値(メジアン) | 大きさ順に並べた真ん中の値 |
| 最頻値(モード) | 最も多く出てくる値 |
| 範囲 | 最大の値 − 最小の値(ちらばりの目安) |
極端に大きい(小さい)値が混じると、平均値はそれに引っぱられます。そんなときは中央値のほうが「まん中らしさ」をよく表します。データが偶数個のときの中央値は、真ん中2つの平均です。
図でイメージする(2・3・3・5・7)
例題(くわしい手順)
データ 2, 4, 4, 6, 9 の平均値・中央値・最頻値を求めます。
- 平均値=合計÷個数=(2+4+4+6+9)÷5=25÷5=5。
- 中央値=小さい順の真ん中(3番目)=4。
- 最頻値=最も多い値=4(2回出ている)。
3つの代表値は目的でつかい分けます。極端な値があるときは中央値が役立ちます。
よくある間違い
中央値は小さい順(大きい順)に並べてから真ん中をとります。並べ替えずに「まん中に書いてある数」を選ぶのは誤りです。
データが偶数個なら真ん中は2つ。その2つの平均が中央値です(例:2, 4 の真ん中は 3)。
極端な値があると平均は実感とずれます。中央値や最頻値もあわせて見ると、データの姿が正しくつかめます。
練習問題
まず自分で解いてから解説を開きましょう。
データ 2, 3, 3, 5, 7 の平均値を求めなさい。
解答・解説を見る
答え:4
合計=2+3+3+5+7=20。個数は5。平均=20÷5=4。
同じデータ 2, 3, 3, 5, 7 の中央値と最頻値を求めなさい。
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答え:中央値 3、最頻値 3
すでに小さい順。5個の真ん中(3番目)は 3=中央値。最も多いのは3(2回)で最頻値も 3。
データ 1, 2, 4, 5(4個)の中央値を求めなさい。
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答え:3
偶数個なので真ん中は 2 と 4 の2つ。その平均=(2+4)÷2=3。
中央値はデータの値そのものとは限らない、という良い例です。
データ 1, 3, 5, 7 の中央値を求めなさい。
解答・解説を見る
答え:4
データが偶数個のときは、真ん中の2つの平均。(3+5)÷2=4。
よくある質問
Q. 平均値・中央値・最頻値のちがいは?
平均値は合計÷個数、中央値は大きさ順に並べた真ん中の値、最頻値は最も多く出てくる値です。データの特徴に応じて使い分けます。
Q. 中央値はどう求めますか?
データを小さい順に並べ、真ん中の値をとります。データが偶数個のときは、真ん中2つの値の平均が中央値です。
Q. 最頻値の求め方は?
データの中で最も多く出てくる値を探します。たとえば 2, 4, 4, 6, 9 なら、2回出てくる 4 が最頻値です。
Q. 平均年収より中央値のほうがよく使われるのはなぜですか?
極端に高い人が少数いると平均が引き上げられ、多くの人の実感とずれるからです。中央値は「ちょうど真ん中の人」を表すのでずれにくくなります。
次に学ぶ内容
小学校算数〜中学数学の範囲を参照し、オリジナルに作成(実在試験問題の転載はありません)。正確性は編集・監修フローで確認しています(仕様書 第11章)。