標準 算数・数学 学習時間の目安:約13分

連立方程式:1つの文字を消して解く

🔑 一言でいうと

連立方程式は、2つの文字(x・y)を含む2つの方程式の組1つの文字を消して、もう1つの文字だけの方程式にして解きます。消し方に加減法代入法があります。

このページで学べること

  • 連立方程式と、その解の意味がわかる
  • 加減法(たし引きで文字を消す)で解ける
  • 代入法(式を代入して文字を消す)で解ける

前提知識

2つの解き方

💡 加減法(たし引きで消す)

消したい文字の係数をそろえて、2つの式をたす・ひくと、その文字が消えます。同符号ならひく、異符号ならたすと消えます。

💡 代入法(式を代入して消す)

片方の式が「y=…」の形なら、それをもう一方の式の y にまるごと代入すると、x だけの方程式になります。

どちらの方法でも、まず1文字を求め、その値を式に戻してもう1つの文字も求めます。解は「x=○, y=△」の組です。

図でイメージする(加減法で y を消す)

x + y = 5 +)x − y = 1 2x = 6

+y と −y が消える

→ x = 3, y = 2

2つの式をたすと y が消えて、x だけの式になります(加減法)。x=3 をもとの式に戻すと y=2 が出ます。

例題(くわしい手順)

連立方程式 x+y=5x−y=1 を解きます。

🧭 手順
  1. 加減法:2式を辺々たすと y が消える。(x+y)+(x−y)=5+1 → 2x=6。
  2. x=3。
  3. x=3 を x+y=5 に入れて 3+y=5 → y=2。答えは x=3, y=2

同じ文字が消えるように、たすかひくかを選ぶのが加減法のポイントです。

加減法と代入法の違い

加減法と代入法の違い
解き方文字の消し方向いている場面
加減法2式をたす/ひいて消す係数をそろえやすいとき
代入法一方の式を他方に代入して消すx=… や y=… の形があるとき

どちらも「文字を1つ消して1つの方程式にする」のが目的。式の形で使いやすい方を選びます。

よくある間違い

⚠️ 間違い①:たし引きの符号をまちがえる

同符号の文字はひいて消し、異符号の文字はたして消します。ここを逆にすると消えません。

⚠️ 間違い②:もう1つの文字を求め忘れる

x が出たら終わりではありません。その値を式に戻して y も求めるまででワンセットです。

⚠️ 間違い③:代入法で式全体を代入しない

y=x+1 を代入するとき、y の場所に (x+1) をまるごと入れます。かっこを忘れると符号ミスのもとです。

練習問題

まず自分で解いてから解説を開きましょう。

基本1(加減法)

x + y = 5x − y = 1 を解きなさい。

次から選びましょう

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答え:x=3, y=2

2式をたすと、+yと−yが消えて 2x=6、x=3。
x=3 を x+y=5 に戻して 3+y=5、y=2。

基本2(代入法)

y = x + 12x + y = 7 を解きなさい。

次から選びましょう

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答え:x=2, y=3

2x+y=7 の y に (x+1) を代入:2x+(x+1)=7 → 3x+1=7 → 3x=6 → x=2。
y=x+1=2+1=3。

応用(加減法)

3x + 2y = 12x + 2y = 8 を解きなさい。

次から選びましょう

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答え:x=2, y=3

y の係数が同じ(2y)なので、上の式から下の式をひくと y が消えます:
(3x+2y)−(x+2y)=12−8 → 2x=4 → x=2。
x=2 を x+2y=8 に戻して 2+2y=8 → 2y=6 → y=3。
たしかめ:3×2+2×3=6+6=12。合っています。

応用2

連立方程式 x+y=10x−y=4 を解きなさい。

次から選びましょう

解答・解説を見る

答え:x=7, y=3

辺々たすと 2x=14 → x=7。x+y=10 に入れて 7+y=10 → y=3


よくある質問

Q. 連立方程式の解き方は?

2つの文字のうち1つを消して、もう1つの文字だけの方程式にして解きます。消し方には、たし引きで消す加減法と、片方の式を代入して消す代入法があります。

Q. 加減法と代入法はどう使い分ける?

係数がそろえやすいときは加減法、片方が「y=…」の形になっているときは代入法が便利です。どちらでも同じ答えになります。

Q. 連立方程式に解がないことはありますか?

あります。2つの式が平行な直線を表すとき(x+y=3 と x+y=5 など)は、同時に成り立つ値がないので解なしです。

Q. 文章題を連立方程式にするコツは?

分からないものを2つ決めて x と y にし、「個数の関係」と「金額の関係」のように別の2つの見方で式を作ります。

次に学ぶ内容

📚 参考・監修方針

小学校算数〜中学数学の範囲を参照し、オリジナルに作成(実在試験問題の転載はありません)。正確性は編集・監修フローで確認しています(仕様書 第11章)。

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