一次方程式:両辺を同じように操作して「x=」にする
方程式とは、まだ分からない数 x を含む等式のこと。両辺に同じ操作をして「x=〇」の形にすれば解けます。項を反対側へ移す移項では、符号が変わります。
このページで学べること
- 方程式・解の意味がわかる
- 等式の性質と「移項」で一次方程式が解ける
- 解き方の手順(xを左・数を右)が身につく
前提知識
等式は「天びん」、移項はそのショートカット
等式(=)は、左右がつり合った天びんのようなもの。両側に同じ重さを足したり引いたりしても、つり合いは崩れません。これが等式の性質です。
- 両辺に同じ数を足す・引く
- 両辺に同じ数をかける
- 両辺を同じ数(0以外)でわる
移項は、この「両辺から同じ数を引く(足す)」を省略した書き方です。だから項を反対側へ移すと、+は−、−は+に符号が変わります。
- x の項を左、数だけの項を右へ移項する
- それぞれ計算してまとめる(□x = △ の形に)
- 両辺を x の係数でわる → x = 〇
図でイメージする(x + 5 = 12)
例題(くわしい手順)
方程式 2x + 3 = 11 を解きます。
- 数の項を移す:両辺から3をひく。2x=11−3=8。
- xの係数でわる:両辺を2でわる。x=8÷2。
- x=4。
「両辺に同じ操作をする」が基本。まず数の項を移項し、最後に係数でわります。
方程式と関数の違い
| 用語 | 何をする | 例 |
|---|---|---|
| 方程式 | 成り立つ x の値(解)を求める | 2x+3=11 → x=4 |
| 関数 | x を決めると y が決まる対応 | y=2x+3 |
方程式は「解を求める」、関数は「x と y の関係全体」を表します。
よくある間違い
x+5=12 を x=12+5 としてしまう誤り。移した項は符号が変わるので、正しくは x=12−5=7 です。
3x=18 で答えを 18 としてしまう誤り。x の前の数(係数3)で両辺をわり、x=18÷3=6 まで進めます。
「両辺に同じこと」が鉄則。左だけ2でわる、などをするとつり合いが崩れ、答えが変わってしまいます。
練習問題
まず自分で解いてから解説を開きましょう。
次の方程式を解きなさい。 x + 5 = 12
解答・解説を見る
答え:x = 7
+5 を右へ移項(符号が−に):x = 12 − 5 = 7。
次の方程式を解きなさい。 3x = 18
解答・解説を見る
答え:x = 6
両辺を係数3でわる:x = 18 ÷ 3 = 6。
x の前の数(係数)で両辺をわります。18 のままにするのが、いちばん多い間違いです。
次の方程式を解きなさい。 2x + 3 = 11
解答・解説を見る
答え:x = 4
+3 を移項:2x = 11 − 3 = 8。両辺を2でわる:x = 8 ÷ 2 = 4。
次の方程式を解きなさい。 5x − 4 = 3x + 6
解答・解説を見る
答え:x = 5
x の項を左、数を右へ移項:5x − 3x = 6 + 4。
まとめる:2x = 10。両辺を2でわる:x = 10 ÷ 2 = 5。
確かめ:左 5×5−4=21、右 3×5+6=21。等しいのでOK。
方程式 3x − 5 = 7 を解きなさい。
解答・解説を見る
答え:x=4
両辺に5をたして 3x=12。両辺を3でわって x=4。(確かめ:3×4−5=7 ○)
よくある質問
Q. 方程式を解くとはどういうこと?
方程式はxを含む等式で、成り立たせるxの値を求めることを「解く」といいます。両辺に同じ操作をして「x=〇」の形にします。
Q. 移項するとなぜ符号が変わるの?
移項は「両辺から同じ数を引く(足す)」操作の省略だからです。x+5=12 は両辺から5を引くと x=12−5。5が右へ移り符号が+から−に変わったように見えます。
Q. 方程式と等式のちがいは何ですか?
等式は「=でつないだ式」全体、方程式はそのうち「文字にあてはまる値をさがす」ものです。どんな値でも成り立つものは恒等式といいます。
Q. 解いた答えが正しいか確かめる方法は?
もとの式に代入します。x+5=12 で x=7 なら 7+5=12 で合っています。移項のミスはこの確認で見つかります。
次に学ぶ内容
小学校算数〜中学数学の範囲を参照し、オリジナルに作成(実在試験問題の転載はありません)。正確性は編集・監修フローで確認しています(仕様書 第11章)。