標準 算数・数学 学習時間の目安:約13分

一次関数:y=ax+b の傾きと切片

🔑 一言でいうと

一次関数は y=ax+b の形a は傾き(x が1増えると y が a 増える割合)、b は切片(x=0 のときの y)。グラフは直線で、比例(b=0)の仲間です。

このページで学べること

  • 一次関数の式 y=ax+b が読める・使える
  • 傾き a と切片 b の意味がわかる
  • 2点から一次関数の式を求められる

前提知識

傾きと切片の意味

  • 傾き a=変化の割合=(y の増加量) ÷ (x の増加量)。x が1増えると y は a 増えます。
  • 切片 b=x=0 のときの y。グラフがy 軸と交わる点の高さです。
  • 比例 y=ax は、切片 b=0 の一次関数(原点を通る直線)。
💡 グラフの描き方

まず切片の点 (0, b) を打ち、そこから「右へ1・上へ a」進んだ点を打って直線で結ぶだけ。a が負なら下へ進みます。

グラフでイメージする(y=2x+1)

切片1 右へ1 上へ2 y = 2x + 1
y軸と交わる点(0, 1)が切片。そこから右へ1進むと上へ2進むのが傾き2です。

例題(くわしい手順)

2点 (0, 1)(2, 5) を通る一次関数の式を求めます。

🧭 手順
  1. 傾き a=yの増加÷xの増加=(5−1)÷(2−0)=4÷2=2。
  2. 切片 b=x=0 のときの y=1。
  3. 式は y=2x+1

一次関数は y=ax+b。傾き(変化の割合)と切片が分かれば式が書けます。

比例と一次関数の違い

比例と一次関数の違い
用語グラフ
比例y=ax原点を通る直線
一次関数y=ax+b切片 b だけ上下にずれた直線

比例は一次関数で b=0 の特別な場合。b が切片(y軸との交点)です。

よくある間違い

⚠️ 間違い①:傾きと切片を取りちがえる

y=2x+1 の傾きは 2、切片は 1。x にかかっている数が傾き、単独の数が切片です。

⚠️ 間違い②:変化の割合を「y の増加量」だけにする

傾き=y の増加量 ÷ x の増加量。x がどれだけ増えたかで割るのを忘れないように。

⚠️ 間違い③:b が負のとき符号をミスする

y=2x−3 の切片は −3(y 軸の 0 より下)。+と−を正しく扱いましょう。

練習問題

まず自分で解いてから解説を開きましょう。

基本1

一次関数 y=2x+3 で、x=4 のときの y を求めなさい。

解答・解説を見る

答え:y=11

x=4 を代入:y=2×4+3=8+3=11

代入はx のところに数を入れるだけ。2x は 2×x なので、2+4=6 としないよう注意しましょう。

基本2

一次関数 y=2x+1 の傾きと切片を答えなさい。

次から選びましょう

解答・解説を見る

答え:傾き 2、切片 1

x にかかる 2 が傾き、単独の 1 が切片(y 軸との交点の高さ)。

応用

2点 (0, 1)(2, 5) を通る直線の式を求めなさい。

次から選びましょう

解答・解説を見る

答え:y=2x+1

傾き=(yの増加量)÷(xの増加量)=(5−1)÷(2−0)=4÷2=2。
切片は (0, 1) より b=1。よって y=2x+1
たしかめ:x=2 のとき y=2×2+1=5。点(2,5)を通る。

応用2

一次関数 y=3x−2 で、x=4 のときの y を求めなさい。

解答・解説を見る

答え:10

x に 4 を代入:3×4−2=12−2=10

かけ算が先です(3×4=12)。(3−2)×4=4 のように、引き算を先にしないよう注意しましょう。


よくある質問

Q. 一次関数の傾きと切片とは?

y=ax+b の a が傾き(xが1増えるとyがa増える割合)、b が切片(x=0のときのyの値でy軸との交点)です。

Q. 比例と一次関数のちがいは?

比例 y=ax は、一次関数 y=ax+b で切片 b が0の特別な場合です。どちらもグラフは直線になります。

Q. 2点から直線の式を求める手順は?

まず傾きを「yの増加量÷xの増加量」で出し、そのあとどちらかの点を代入して切片を求めます。(1, 5)と(3, 11)なら傾き3、切片2で y=3x+2 です。

Q. 傾きが負だとグラフはどうなりますか?

右へ行くほど下がります。y=−2x+5 なら、x が1増えると y は2減ります。

次に学ぶ内容

📚 参考・監修方針

小学校算数〜中学数学の範囲を参照し、オリジナルに作成(実在試験問題の転載はありません)。正確性は編集・監修フローで確認しています(仕様書 第11章)。

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