標準 算数・数学 学習時間の目安:約12分

文字と式:数のかわりに文字を使う

🔑 一言でいうと

文字式は、数のかわりに文字(x や a)を使った式×は省いて 3×a=3a、÷は分数で書きます。同じ文字の項はまとめて 3a+2a=5a。文字に数をあてはめる代入で値が求まります。

このページで学べること

  • 文字式の書き方のルールがわかる
  • 同じ文字の項(同類項)をまとめられる
  • 文字に数を代入して値を求められる

前提知識

文字式の書き方のルール

文字式のきまり
ふつうの書き方文字式の書き方
3 × a3a(×を省く・数を前に)
a × bab(アルファベット順)
1 × aa(1は省く)
a × aa²(同じ数のかけ算は指数)
a ÷ 3a/3(÷は分数で)
💡 同類項はまとめる(たし算・ひき算)

同じ文字どうしは係数(前の数)をたし引きします。3a+2a=5a5x−2x=3x。ちがう文字(a と b)はまとめられません。

図でイメージする(3a = a+a+a)

a a a 3a
大きさ a のブロックが3つ。3aa を3つ集めた aaa と同じ意味です。

例題(くわしい手順)

4a + 3 − a を簡単にし、a=2 のときの値を求めます。

🧭 手順
  1. 同じ文字の項をまとめる:4a − a = 3a。式は 3a + 3(3 は数だけの項なのでそのまま)。
  2. 代入:a=2 を入れて 3×2+3。
  3. 計算:6+3=9。答えは、簡単にした式が 3a+3、値が 9

先に文字式を簡単にしてから代入すると、計算がぐっと楽になります。

3a・a³・3+a の違い

3a・a³・3+a の違い
書き方意味a=2 のときの値
3a3×a(かけ算)6
a×a×a(3回かける)8
3+a3にaをたす5

記号のないかけ算(3a)・指数(a³)・たし算(3+a)は別物です。まず「何算か」を見分けましょう。

よくある間違い

⚠️ 間違い①:3a を 3+a と思う

3a は 3×a(かけ算)です。たし算ではありません。a=2 なら 3a=6 です。

⚠️ 間違い②:a+a を a² にする

たし算はまとめて a+a=2a。指数(a²=a×a)になるのはかけ算のときだけです。

⚠️ 間違い③:ちがう文字をまとめる

3a+2b は 5ab にはなりません。文字がちがう項はまとめられず、そのままです。

練習問題

まず自分で解いてから解説を開きましょう。

基本1

3 × a × b を、文字式のきまりにしたがって書きなさい。

次から選びましょう

解答・解説を見る

答え:3ab

×を省き、数を前に、文字はアルファベット順に並べて 3ab

基本2

次を計算しなさい。 3a + 2a

次から選びましょう

解答・解説を見る

答え:5a

同じ文字 a どうし。係数を足して 3+2=5、よって 5a

応用

a=4 のとき、2a + 3 の値を求めなさい。

解答・解説を見る

答え:11

a に 4 を代入:2×4+3=8+3=11
代入するときは、はぶかれた×を思い出して 2a=2×a と戻すのがコツです。

応用2

次の式を簡単にしなさい。 5x + 2 − 3x + 4

次から選びましょう

解答・解説を見る

答え:2x + 6

文字の項どうし:5x−3x=2x。数の項どうし:2+4=6。あわせて 2x+6
文字の項と数の項を分けて集めるのがコツ。種類がちがう項はまとめられません。


よくある質問

Q. 3a はどういう意味?

3a は 3×a のことです。文字式では、かけ算の記号×を省略して数を文字の前に書きます。3a は a を3つ集めた a+a+a と同じ値です。

Q. 代入とは何ですか?

文字に数をあてはめて計算することです。2a+3 に a=4 を代入すると 2×4+3=11 になります。

Q. 2x と x² のちがいは何ですか?

2x は x を2つ足したもの(x+x)、x² は x を2回かけたもの(x×x)です。x=3 なら 2x=6、x²=9 になります。

Q. 同じ文字の項はどうまとめますか?

文字が同じ項だけ、係数を足し引きします。3a+2a=5a ですが、3a+2b はまとめられません。

次に学ぶ内容

📚 参考・監修方針

小学校算数〜中学数学の範囲を参照し、オリジナルに作成(実在試験問題の転載はありません)。正確性は編集・監修フローで確認しています(仕様書 第11章)。

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