素数と素因数分解:数を素数の積で表す
素数は「1とその数自身しか約数がない2以上の整数」(2・3・5・7・11…)。素因数分解は、数を素数のかけ算で表すこと。たとえば 60=2×2×3×5=2²×3×5。
このページで学べること
- 素数の意味と、20までの素数がわかる
- 素因数分解のやり方が身につく
- 約数や最大公約数と、どうつながるかがわかる
前提知識
素数の決まり
- 素数:約数が「1」と「その数自身」の2つだけの整数(2以上)。
- 1は素数ではない(約数が1つしかない)。
- 2は最小の素数で、偶数の素数は2だけ。
- 20までの素数:2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19(8個)。
- 素数でない2以上の数(4, 6, 8, 9…)は合成数といいます。
小さい素数(2→3→5→7…)でわり切れる限りわっていくだけ。商が素数になったら終わりです。同じ素数のかけ算は 2×2=2² のように指数で書きます。
図でイメージする(60の素因数分解)
- 60
- 2
- 30
- 2
- 15
- 3
- 5
例題(くわしい手順)
84 を素因数分解します。
- 小さい素数で割る:84÷2=42。
- さらに割る:42÷2=21。
- 21÷3=7。7 は素数なので終了。よって 84=2²×3×7。
いちばん小さい素数から順に、割り切れなくなるまで割っていくのがコツです。
素数と合成数の違い
| 用語 | 約数の数 | 例 |
|---|---|---|
| 素数 | 1とその数自身の2個だけ | 2, 3, 5, 7, 11 |
| 合成数 | 3個以上(他の約数もある) | 4, 6, 8, 9, 12 |
1は素数でも合成数でもありません(約数が1個だけ)。2は最小の素数で、偶数で唯一の素数です。
よくある間違い
1は素数ではありません。素数は約数がちょうど2個(1と自身)の数です。
9=3×3、15=3×5 のようにほかの約数があるので素数ではありません(合成数)。奇数でも素数とは限りません。
12を「2×6」で止めるのは不十分。6はまだ分解できるので、2×2×3 まで進めます。
練習問題
まず自分で解いてから解説を開きましょう。
20までの素数をすべて書きなさい。
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答え:2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19
1は素数ではありません。9(=3×3)や15(=3×5)は合成数なので入りません。
12 を素因数分解しなさい。
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答え:2×2×3(=2²×3)
12÷2=6、6÷2=3、3は素数。よって 12=2×2×3。
60 を素因数分解しなさい。
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答え:2²×3×5
60÷2=30、30÷2=15、15÷3=5、5は素数。
よって 60=2×2×3×5=2²×3×5。
たしかめ:2×2×3×5=4×15=60。
90 を素因数分解しなさい。
解答・解説を見る
答え:2×3²×5
90÷2=45、45÷3=15、15÷3=5、5 は素数。よって 90=2×3²×5。
よくある質問
Q. 素数とは何ですか?
1とその数自身しか約数を持たない2以上の整数です。2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19 などが素数で、1は素数にふくめません。
Q. 60を素因数分解すると?
60=2×2×3×5=2²×3×5 です。小さい素数(2→3→5…)で順にわっていくと求められます。
Q. 1は素数ですか?
素数ではありません。素数は「1とその数自身の2つだけを約数に持つ数」で、1の約数は1つだけだからです。最小の素数は2です。
Q. ある数が素数かどうかはどう調べますか?
その数の平方根以下の素数でわってみて、どれでもわり切れなければ素数です。91なら2・3・5・7で試すと 7×13 でわり切れるので素数ではありません。
次に学ぶ内容
小学校算数〜中学数学の範囲を参照し、オリジナルに作成(実在試験問題の転載はありません)。正確性は編集・監修フローで確認しています(仕様書 第11章)。