平方根:2乗するとその数になる数
平方根とは、2乗するとその数になる数のこと。9の平方根は +3 と −3(3×3も(−3)×(−3)も9)。記号 √(ルート)は正の平方根を表し、√9=3 と書きます。
このページで学べること
- 平方根の意味と、平方(2乗)との関係がわかる
- √(ルート)の読み方・使い方がわかる
- √50=5√2 のように √ を簡単にできる
- 分母の √ を消す(有理化)ができる
前提知識
√(ルート)の使い方の基本
「2乗すると a になる正の数」を √a と書きます。たとえば 4=2² だから √4=2、9=3² だから √9=3。2乗して整数になる数(1,4,9,16,25…)を 平方数といいます。
- √a × √b = √(a×b)(例:√2×√3=√6)
- √(a²) = a(a が0以上のとき)
- (√a)² = a(例:(√5)²=5)
√の中に平方数がかくれているときは、外に出して簡単にします。√12=√(4×3)=2√3。逆に有理化では、分母の√を消します:1/√2=√2/2(分母・分子に√2をかける)。
図でイメージする
面積 9 → 1辺 √9 = 3
平方根は「正方形の面積から1辺を求める」イメージです。
例題(くわしい手順)
√50 を、できるだけ簡単な形にします。
- 中身を分解:50=25×2(25は平方数=5²)。
- 2乗の数を外へ:√50=√25×√2=5×√2。
- 答えは 5√2。
√の中に平方数(4,9,16,25…)がかくれていないか探すのがコツです。
平方(2乗)と平方根の違い
| 用語 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 平方(2乗) | 同じ数を2回かける | 3²=9 |
| 平方根 | 2乗するとその数になる数 | 9の平方根は±3、√9=3 |
平方根は「2乗の逆」の操作です。√9=3 は正の方だけ、「9の平方根」は ±3 の2つを指します。
よくある間違い
√ は正の平方根を表す記号なので √9=3。±3 になるのは「9の平方根」と問われたときです。
√(3²+4²)=√25=5 であって、3+4=7 ではありません。√の中は先に計算します。
(√2)²=2 です(2乗と√は打ち消し合う)。√4=2 とは考え方がちがいます。
練習問題
まず自分で解いてから解説を開きましょう。
√36 の値を求めなさい。
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答え:6
36=6² なので √36=6。
√は「2乗するとその数になる正の数」です。36÷2=18 ではありません。かけて36になる同じ数(6×6)を探します。
√8 を簡単にしなさい。
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答え:2√2
8=4×2(4は平方数)。√8=√4×√2=2√2。
√の中を「平方数 × 残り」に分けるのがコツです。平方数(4・9・16…)を外に出せます。√8=2√2 と 2×√2 は同じ意味です。
√3 × √12 を計算しなさい。
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答え:6
√3×√12=√(3×12)=√36=6。
√a × √b = √(ab)。中身をかけてから、平方数を探して外に出します。√3×√12=√36=6 と整数になりました。
(√5)² + √16 を計算しなさい。
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答え:9
(√5)²=5、√16=4。5+4=9。
(√a)² = a(2乗すると√が外れる)。√16 は 16÷2=8 ではなく、2乗して16になる数(4)です。
よくある質問
Q. √9 はいくつ?
√9=3 です。√は正の平方根を表す記号なので答えは3。ただし「9の平方根」と言われたら、2乗して9になる数は+3と−3の2つです。
Q. √50 はどう簡単にする?
√50=√(25×2)=√25×√2=5√2 です。中身を「2乗の数×残り」に分け、2乗の数を√の外に出します。
Q. √2 はなぜ小数で書き切れないのですか?
分数で表せない数(無理数)で、小数が終わらず繰り返しもしないからです。1.41421356… と続くので、ふつうは√2のまま扱います。
Q. √a+√b は √(a+b) にできますか?
できません。√2+√3 は √5 ではありません。まとめられるのはかけ算とわり算(√2×√3=√6)だけです。
次に学ぶ内容
小学校算数〜中学数学の範囲を参照し、オリジナルに作成(実在試験問題の転載はありません)。正確性は編集・監修フローで確認しています(仕様書 第11章)。