基礎 算数・数学 学習時間の目安:約12分

時間の計算:10ではなく60でくり上がる

🔑 一言でいうと

時間の計算がむずかしく感じるのは、ふだんの数と違って60でくり上がるからです。1時間=60分、1分=60秒なので、75分は1時間15分、引き算で足りないときは1時間を60分にくずして計算します。1.5時間は1時間50分ではなく1時間30分です。

このページで学べること

  • 60でくり上がる・くり下がる計算ができる
  • 時間のたし算と時刻の引き算ができる
  • 1.5時間などの小数を「時間と分」に直せる
  • 分や秒への換算ができる

前提知識

くり上がりとくり下がりのしかた

💡 ルールは1つだけ
  • たし算:分が60以上になったら、60を引いて時間に1くり上げる
  • 引き算:分が足りないときは、時間から1くずして分に60たす

たし算の例:2時間45分+1時間30分。時間は 2+1=3、分は 45+30=75分。75分は60分をこえているので、75−60=15分にして時間に1くり上げ、3+1=4時間15分です。

引き算の例:3時20分−1時40分。20分から40分は引けないので、3時を2時80分と考えます。すると 80−40=40分、2−1=1時間で1時間40分です。

小数の時間は60をかけると分になります。0.5時間=0.5×60=30分、0.25時間=15分。だから1.5時間=1時間30分です。

1時間 = 60分 / 1分 = 60秒 / 1時間 = 3600

図でイメージする(75分は1時間15分)

2時間45分 + 1時間30分

分の合計 45+30=75分 60分をくり上げる 1時間15分
時間の合計 2+1=3時間 くり上げを足す 3+1=4時間
答え 4時間15分(3時間75分と書かない)。分が60以上になったら、60分を1時間へくり上げます。

例題(くわしい手順)

午前9時50分に家を出て、2時間40分かかる場所へ向かいます。到着する時刻は何時何分ですか。

🧭 手順
  1. 分をたす:50+40=90分
  2. くり上げる:90−60=30分で、時間に1くり上げ。
  3. 時間をたす:9+2+1=12。答えは午後0時30分(12時30分)

「9時50分の10分後が10時」と考え、残り2時間30分を進めても同じ12時30分になります。自分に合うやり方で確かめましょう。

10進法と60進法の違い

10進法(長さなど)と60進法(時間)の違い
くらべること長さ(10進法)時間(60進法)
くり上がる数10(10mm=1cm)60(60分=1時間)
1.5 の意味1.5m=1m50cm1.5時間=1時間30分
0.25 の意味0.25m=25cm0.25時間=15分

「1.5時間=1時間50分」という間違いは、10進法のくせで考えてしまうために起こります。

よくある間違い

⚠️ 間違い①:1.5時間を1時間50分とする

小数の時間は60をかけるので、0.5時間=30分。1.5時間は1時間30分(90分)です。

⚠️ 間違い②:分が60をこえたまま書く

「3時間75分」は答えになりません。60分を1時間にくり上げて4時間15分と直します。

⚠️ 間違い③:秒への換算で60を1回しかかけない

1時間=60分=60×60=3600秒。1.5時間なら 1.5×3600=5400秒です。

練習問題

まず自分で解いてから解説を開きましょう。

基本1

1時間40分+2時間35分は何時間何分ですか。

次から選びましょう

解答・解説を見る

答え:4時間15分

分は 40+35=75分 → 1時間15分。時間は 1+2=3 に1くり上げて4時間15分です。

基本2

2.25時間は何時間何分ですか。

次から選びましょう

解答・解説を見る

答え:2時間15分

0.25×60=15分。よって2時間15分(135分)です。

応用

午前9時50分に出発し、2時間40分かかりました。到着した時刻を答えなさい。

次から選びましょう

解答・解説を見る

答え:12時30分(午後0時30分)

50+40=90分=1時間30分。9+2+1=12 なので12時30分です。

応用2

1回45分の勉強を4回すると、合計何時間何分ですか。

時間

解答・解説を見る

答え:3時間

45×4=180分。180÷60=3時間です。分が60の倍数のときはちょうど時間になります。


よくある質問

Q. 1.5時間は何分ですか?

90分です。0.5時間=0.5×60=30分なので、1時間30分=90分になります。1時間50分ではありません。

Q. 時間の引き算で分が足りないときはどうしますか?

1時間を60分にくずします。たとえば3時20分−1時40分は、3時20分を2時80分と考えて 80−40=40分、2−1=1時間で1時間40分です。

Q. 1時間は何秒ですか?

3600秒です。1時間=60分、1分=60秒なので、60×60=3600秒になります。

Q. 「1.5時間」と「1時間5分」はどちらが長いですか?

1.5時間(90分)です。1時間5分は65分です。小数の時間は60をかけて分に直すと比べやすくなります。

次に学ぶ内容

📚 参考・監修方針

小学校算数〜中学数学の範囲を参照し、オリジナルに作成(実在試験問題の転載はありません)。正確性は編集・監修フローで確認しています(仕様書 第11章)。

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