二次方程式:解は最大2つ
二次方程式とは、ax²+bx+c=0 の形(xの2乗を含む)の方程式です。一次方程式とちがい、解は最大2つあります。たとえば x²−5x+6=0 は因数分解して (x−2)(x−3)=0 となり、解は x=2 と x=3 です。
このページで学べること
- 二次方程式と一次方程式のちがいがわかる
- 因数分解を使って解ける
- x²=a の形を平方根で解ける
- 解の公式を使うべき場面がわかる
前提知識
3つの解き方と選び方
- x²=a の形 → 平方根:x=±√a(例:x²=9 → x=±3)
- 因数分解できる → (x−p)(x−q)=0 → x=p, q
- どちらも無理 → 解の公式:x=(−b±√(b²−4ac))÷2a
因数分解で解くときのポイントは「AB=0 なら A=0 または B=0」という考え方。(x−2)(x−3)=0 なら、x−2=0 か x−3=0、つまり x=2 か x=3 です。
解の公式はどんな二次方程式にも使える万能な方法ですが、計算量が多いので、まず①②を試すのが効率的です。
図でイメージする
例題(くわしい手順)
x² − x − 6 = 0 を解きます。
- 因数分解を試す:かけて −6・たして −1 になる2数は −3 と +2。
- (x−3)(x+2)=0 と書ける。
- x−3=0 または x+2=0 なので、解は x=3 と x=−2。(確かめ:9−3−6=0 ○、4+2−6=0 ○)
解が出たら、もとの式に代入して確かめると符号ミスに気づけます。
一次方程式と二次方程式の違い
| 用語 | 形 | 解の個数 | 例 |
|---|---|---|---|
| 一次方程式 | ax+b=0 | 1つ | 2x+3=11 → x=4 |
| 二次方程式 | ax²+bx+c=0 | 最大2つ | x²−5x+6=0 → x=2, 3 |
xの最高次数(1乗か2乗か)で区別します。次数が上がると解の個数の上限も増えます。
よくある間違い
(−3)²=9 も成り立つので、解は x=±3 の2つです。−を忘れないように。
x²=3x を x でわると x=3 だけになりますが、x=0 も解です。移項して x²−3x=0 → x(x−3)=0 → x=0, 3 と解きます。
「AB=0 なら A=0 または B=0」が使えるのは右辺が0のときだけ。まず全部を左辺に移項して =0 の形にします。
練習問題
まず自分で解いてから解説を開きましょう。
x² = 16 を解きなさい。
解答・解説を見る
答え:x=±4
2乗して16になる数は +4 と −4。x=±4。
2乗して16になる数は2つある(+4と−4)ので、± をつけて答えます。4だけにすると解を1つ落とします。
x² − 7x + 12 = 0 を解きなさい。
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答え:x=3, 4
かけて12・たして−7 → −3と−4。(x−3)(x−4)=0 より x=3, 4。
x² + 2x − 8 = 0 を解きなさい。
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答え:x=−4, 2
かけて−8・たして+2 → +4と−2。(x+4)(x−2)=0 より x=−4, 2。(確かめ:16−8−8=0 ○)
x² + 3x + 1 = 0 を解の公式で解きなさい。
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答え:x=(−3±√5)/2
a=1, b=3, c=1。x=(−3±√(9−4))÷2=(−3±√5)/2。
よくある質問
Q. 二次方程式の解き方は?
主に3つあります。①因数分解できるなら (x−2)(x−3)=0 → x=2, 3。②x²=9 の形なら x=±3。③どちらも使えないときは解の公式 x=(−b±√(b²−4ac))÷2a を使います。
Q. なぜ解が2つあるの?
2乗すると同じ値になる数が+と−の2つあるからです。x²=9 は 3²=9 と (−3)²=9 の両方が成り立つので、x=+3 と −3 の2つが解になります。
Q. 解の公式はいつ使いますか?
因数分解できないときです。x²+3x+1=0 のように整数で分けられない式は、x=(−b±√(b²−4ac))÷2a で求めます。
Q. 解が1つしかないことはありますか?
あります。(x−5)²=0 のように2乗の形になるときは、解が5の1つだけです(重解)。
次に学ぶ内容
小学校算数〜中学数学の範囲を参照し、オリジナルに作成(実在試験問題の転載はありません)。正確性は編集・監修フローで確認しています(仕様書 第11章)。